五十肩になったら、やってはいけないこと

男女問わず40歳を過ぎたら誰しもなる可能性のある五十肩。肩が固まったように上がらなくなったり、時には激痛が走ります。意外と対処法を知っているようで知らない方や間違った対処をして長引かせてしまう方も多くいらっしゃいます。ブログ画像五十肩とは?
五十肩は肩関節周囲炎とも言われ、骨や軟骨、腱など肩の組織に炎症が起きることで痛みが発生すると考えられています。肩の関節を包む「関節包」という袋状の組織が炎症を起こして癒着すると、肩の動きが制限されて肩が上がらなくなります。

-急性期(炎症期)にやってはいけないこと-

痛みが激しい時期を急性期(炎症期)といい、2~4ヶ月ほど続きます。この時期は夜も眠れないほど痛みが強くなります。
この時期は、安静が第一です。
・肩を動かしすぎる ・冷やす
ことは、肩を悪化させてしまうので、注意が必要です。
逆に、
・カイロで温める・湯船につかる・上着で肩を守る
ことが大切です。

-慢性期(拘縮期)の過ごし方-

炎症が治まると痛みはやわらぎますが、それと前後して肩が動かしにくくなります。
これは炎症を起こした関節包が縮んで硬くなってしまうことが原因です。

この時期を慢性期と言い、1年ほど続きます。慢性期は肩が固まって腕を上げたり、回したりできなくなります。
一般的には、発症から1年以上経つと、痛みはほとんど消えて、肩の動きも回復していきます。この時期に入ったら、リハビリをすることでより早く回復を期待できます。少しずつ肩を動かしていきましょう。ただし、いきなり強い負荷をかけることは禁物です。

五十肩のリハビリ体操

硬くなっている肩関節の周辺の筋肉をゆっくりとほぐしましょう。
・タオル体操
1、手を肩幅に開いた状態で、後ろでタオルをピンと張るように持ちます。
2、痛みのない方の腕でタオルをゆっくりと引き上げます。肩に痛みを感じたら戻します。
これを1セット5~10回、1日2~3セット行います。

五十肩は、対処を間違えると長引いてしまうため、痛みを感じたら早めに診断を受けましょう。

 

整体師 伊藤晴香

りらく整体院やすらぎ